COZUCHIのブログで「下赤塚ファンドが実績利回り14.5%になった理由」という記事が公開されていました。ファンド募集時の情報と照らし合わせて、売却までの経緯を解説します。
ファンド名 | 下赤塚 一棟マンション |
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利回り | 6.0%(インカム3.5%+キャピタル2.5%) |
運用期間 | 3年間 |
募集金額 | 2億5,000万円 |
募集方式 | 先着 |
募集開始 | 2021年11月1日(月) 19:00 |
劣後出資比率 | 7.4% |
備考① | キャピタルゲインの25%を上限なしで配当 |
備考② | 6ヶ月ごとに手数料無料の換金期間あり |
[参考記事] 下赤塚ファンド!賃料の大幅改善によるバリューアップが狙い
当時は「魅力的なファンドだが資金不足により見送る」と書いています。
実際は5万円だけ投資していました。
資金不足と運用期間の長さを理由に少額しか投資しませんでしたが、「小型・魅力的・キャピタルゲイン狙い」のファンドには積極的に投資しようと思います。
2021年11月02日 | ファンド応募 |
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2021年11月15日 | 出資金の振込期限(50,000円) |
2022年06月24日 | 分配金(875円-178円=697円) |
2022年06月24日 | 売却契約締結日 |
2022年08月04日 | 売買契約決済日(運用終了日) |
2022年09月02日 | 分配金(4,065円-830円=3,235円) |
2022年09月02日 | 元本償還(50,000円) |
実質運用期間291日で4,940円(税引後3,932円)の利益となりました。
簡単に計算すると年利12.39%となりました。
十分なパフォーマンスです。
運用開始してすぐにマスターリースの解除によるコストダウンに成功しています。
調査の結果、開発用地としてのニーズが高いことが分かりました。
それから約4ヶ月間はテナントとの交渉を進めましたが、合意形成にはかなりの時間を要する見通しとなり、リスクを避けるために当初の計画に戻りました。
開発用地としての売却に成功していればリターンが増えていただけに残念です。
売却活動②の後、空室部分を定期借家の条件でリーシングするなどの付加価値を加えたうえで売却を進めました。
ターゲットは一般投資家や長期保有目的の不動産事業者などです。
約1ヶ月間の売り出し期間を経て、収益物件として売却に成功しました。
このように売却活動を詳しく教えてくれるのは非常に好感度が上がります。
読んでいて楽しいし不動産投資の勉強にもなります。
しかも、当初の計画とは異なる利益最大化を模索している点もありがたいです。
贅沢を言えば「住宅部分の賃料設定の見直し」や「店舗部分のバリューアップ」についても詳しく知りたかったところです。
COZUCHIには「不動産投資のプロの取引を疑似体験させてくれる」という部分に、条件面(利回りなど)だけではないメリットを感じています。
今後も詳しい情報公開を期待しています。
評価 | A | COZUCHI(こづち)の公式ホームページ |
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