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クラウドクレジットの延滞&貸し倒れ案件まとめ

投稿日:2018年10月15日 | 執筆者:アキユキ
延滞&貸し倒れ レポート
クラウドクレジットの延滞対応に対する評価のポイント
現状の延滞発生件数は想定内
毎月進捗報告が更新されていて好感が持てる
カメルーン案件の進捗更新頻度が少なくて気になる

クラウドクレジットの延滞に対する評価というと、延滞案件の多さを気にする方もいるかと思います。しかし、「延滞は起きる事を前提に分散投資をして資産を増やす」というクラウドクレジットの基本方針を鑑みると、現状の延滞案件数はまだまだ想定の範囲内であると言えるでしょう。

そもそも現在発生している延滞案件は、もとからリスクが高いと言われていた案件ですので、ある程度は致し方ないとも考えられます。

そうなると次に気になるのは、現在発生している延滞案件にどう取り組んでいるかという点です。

この点に関しても、海外案件という管理の難しい案件でありながら、投資家への報告を欠かさず、わずかな額でもコンスタントに分配を行っています。きちんと投資家の事を考えレンディング事業者として誠実に活動しています。

唯一気になる点といえば、カメルーンプロジェクトの進捗報告がサイト上であまり更新されていない点です。(詳細は下記に記載)

カメルーン以外の案件は毎月進捗が更新されているので、何かしらの理由があって更新が滞っているのだと思いますが、その理由によっては今後が心配です。理由が分かったら改めてこちらで報告します。

▼ 詳細は以下へ続きます ▼
これまでに起きた延滞(2018年11月19日調査)

これまでにクラウドクレジットでは、大きく括って下記の4ファンドで延滞が発生しています。

① カメルーン中小企業支援プロジェクト(複数号)
② 欧州3か国個人向けローンファンド(複数号)
③ イタリア消費者ローンファンド(複数号)
④ 北欧個人向けローンファンド(複数号)

以下では、クラウドクレジットのサイトに掲載されている各延滞案件の運用状況をまとめます。

① カメルーン中小企業支援プロジェクト(2018年11月19日調査)

カメルーン中小企業支援プロジェクトでは、これまでに為替ヘッジ有り無し、合わせて31案件が当初想定償還予定日を迎えており、そのうち8件が償還済み、23件で延滞発生となっています。

カメルーンからの国外送金に関する規制が厳しくなったために遅延が発生してしまっているのも1つの要因ですが、各案件の運用報告を見ると、純粋に最終資金需要者の経営不振による遅延が多いように感じます。

また、案件自体とは別の話しですが、カメルーン中小企業支援プロジェクトに関する運用報告の更新頻度の低さが気になります。1つ例を挙げます。

2018年2月に償還予定の案件で延滞発生
期間を2018年8月まで運用期間を延長するという報告がサイト上に公開される
2018年11月現在、延長された期間が過ぎているにも関わらずその後の報告はサイト上に公開されていない

カメルーン中小企業支援プロジェクトでは、このようにほぼ全ての案件で報告が止まっている状態です。

実際に投資していた方々へは報告されているのかもしれませんが、気になったので一応クラウドクレジットに問い合わせてみました。回答を要約すると「お問い合わせいただいた内容を担当部署へ共有させていただきます。」との事でした。

延長期間が過ぎても報告する義務はないのか、それとも単純に担当部署が忘れているだけなのか、詳しい人がいたら教えていただけると幸いです。

以下では、現時点における各案件のデータをまとめます。「ヘッジ無し 13号、15号」「ヘッジ有り 16号」に関しては、償還予定資金をすでに回収済みだそうですが、カメルーンからの国外送金申請に時間がかかってしまっているようです。

カメルーンプロジェクトで延滞中の案件一覧
案件名貸付額(円)貸付額(ユーロ)延滞額(ユーロ)延滞比率
【ヘッジ無】2号28,300,000円230,625.05€9,850.37€4.3%
【ヘッジ無】7号20,130,000円174,952.2€44,934.92€25.7%
【ヘッジ無】8号20,500,000円176,404.78€104,053.5€59.0%
【ヘッジ無】9号6,950,000円56,651.45€33,912.09€59.9%
【ヘッジ無】10号2,520,000円20,648.97€15,979.91€77.4%
【ヘッジ無】12号8,640,000円70,368.78€61,717.23€87.7%
【ヘッジ無】13号10,710,000円89,378.55€89,378.55€100%
【ヘッジ無】14号8,910,000円75,101.4€75,101.4€100%
【ヘッジ無】15号18,440,000円146,798.67€146,798.67€100%
【ヘッジ有】1号52,370,000円423,416.14€125,926.32€29.7%
【ヘッジ有】2号40,000,000円329,163.92€6,949.57€2.1%
【ヘッジ有】3号80,290,000円677,953.22€57,589.37€8.5%
【ヘッジ有】4号16,760,000円144,607.42€4,780.24€3.3%
【ヘッジ有】7号31,550,000円275,786.71€24,817.74€9.0%
【ヘッジ有】8号50,220,000円419,899.67€340,346.94€81.1%
【ヘッジ有】9号28,620,000円234,590.16€57,498.26€24.5%
【ヘッジ有】10号27,150,000円223,273.03€10,646.09€4.8%
【ヘッジ有】11号15,150,000円121,967.72€3,523.26€2.9%
【ヘッジ有】12号12,230,000円124,753.01€25,441.23€20.4%
【ヘッジ有】13号23,980,000円196,426.61€83,060.76€42.3%
【ヘッジ有】14号24,290,000円191,251.79€191,251.79€100%
【ヘッジ有】15号23,770,000円190,282.11€190,282.11€100%
【ヘッジ有】16号17,730,000円134,448.91€134,448.91€100%

カメルーン中小企業支援プロジェクトリターンマップ(2018年10月31時点)
カメルーン中小企業支援プロジェクト期待マップ(2018年10月)

② 欧州3か国個人向けローンファンド(2018年11月19日調査)

欧州3か国個人向けローンファンドでは、リスクに合わせて「ハイイールド型」「バランス型」「リスク低減型」の3種類の案件が用意されていますが、現在その全てにおいて延滞が発生しています。

延滞の主な理由としては、「延滞債権発生率の上昇」と「延滞期間の長期化」だそうです。要するに、予想していた以上にお金を返さない方が多かったと言う事でしょうか。

現在、毎月少しずつ償還が行われているようですが、微量な金額なので全額の償還は期待できそうにありません。

2018年11月現在の延滞額(ユーロ)
案件名貸付額延滞額(ユーロ)
ハイイールド型調査中872,038.36€
バランス型調査中416,784.79€
リスク低減型調査中101,358.95€

欧州3か国個人向けローンファンドリターンマップ(2018年10月31時点)
欧州3か国個人向けローンファンド期待マップ(2018年10月)

③ イタリア消費者ローンファンド(2018年11月19日調査)

イタリア消費者ローンファンドは、その名の通りイタリアの個人に向けて貸し付けを行いリターンを得るファンドです。

クラウドクレジットの運用報告によると、現在16人に貸し付けを行っており、その内3人の最終資金需要者が延滞しているそうです。

2018年10月末時点の期待リターンマップを見る限り、元本以上の償還は厳い事がうかがえます。

イタリア消費者ローンファンド運用状況(2018年10月31時点)
イタリア消費者ローンファンド運用状況(2018年10月)

イタリア消費者ローンファンドリターンマップ(2018年10月31時点)
イタリア消費者ローンファンド期待マップ(2018年10月)

④ 北欧個人向けローンファンド(2018年11月19日調査)

この案件の延滞理由を要約すると、この北欧個人向けローンを運営している企業に対して、クラウドクレジット以外から大量の資金が投入されたために、最終的な貸付金利が減少してしまっているというのが主な要因だそうです。

当初予定していた最終貸付金利は20%前後でしたが、直近1年の最終貸付金利は10%前後にまで下がっています。

クラウドクレジットの公表している期待リターンマップによると「ファンド販売時より低下はするものの、最終的な損益はプラスになると考えている」と表記されています。

北欧個人向けローンファンドの延滞額(ユーロ)
案件名貸付額延滞額(ユーロ)
北欧個人向けローンファンド全体調査中108,882.84€

北欧個人向けローンファンドリターンマップ(2018年10月31時点)
北欧個人向けローンファンド期待マップ(2018年10月)

クラウドクレジットの償還実績

クラウドクレジットのトップページには、ファンド実績が掲載されています。11月時点での実績をまとめておきます。

クラウドクレジットに掲載されている実績
累計出資金額運用開始済みファンド数償還済みファンド数償還時元本割れ件数
14,749,730,000円49312411

元本割れながら償還済みとなった案件一覧
案件名貸付額返済額損失率
東欧金融事業者支援ファンド1号20,130,000円19,771,173円1.78%
東欧金融事業者支援ファンド34号13,110,000円12,998,692円0.85%
東欧金融事業者支援ファンド36号10,170,000円10,118,694円0.5%
東欧金融事業者支援ファンド38号13,830,000円13,694,116円0.98%
東欧金融事業者支援ファンド40号16,780,000円16,658,574円0.72%
東欧金融事業者支援ファンド42号20,770,000円20,446,917円1.56%
東欧金融事業者支援ファンド44号20,530,000円20,222,719円1.5%
東欧金融事業者支援ファンド56号50,000,000円49,295,975円2.6%
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド17号29,580,000円29,210,776円1.2%
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド18号52,480,000円51,217,357円2.3%
カメルーン中小企業支援プロジェクト1号30,100,000円29,926,429円0.58%

※上記の案件はすべて、為替変動によって生じてしまった元本割れ案件です。事業自体は予定通り進められたようです。

遅延・貸し倒れ情報の見るべきポイント
遅延や貸し倒れは必ず起こるものです。今でこそ、遅延の起きている事業者も起きていない事業者も存在しますが、いずれはどの会社も遅延案件を抱えるようになるはずです。

必ず起きるのですから、遅延が起きた時に事業者がどのように対処するかという点はソーシャルレンディングにおいて最も注視するべき重要なポイントです。

遅延や貸し倒れが起きていない事業者だから安心だと考えずに、下記のような点を考慮しながら大切な資産を預けられる誠実な事業者を選びましょう。

情報公開までの速度
公開された情報の質と量
最終的な元本償還額
投資家に対する対応の誠実さ

安全性Aクラウドクレジットの公式ホームページ

アキユキ
この記事を書いた人
2018年に結婚式と新婚旅行で貯蓄が…。まずは300万円をソーシャルレンディングで運用することを目標にがんばります!自ら学びつつ皆さんに役に立つ情報を発信します!
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