2020年5月28日、クラウドクレジットからマイクロローン事業者ファンドの延滞のお知らせが届きました。私が保有しているのは「ブラジルレアル建て・マイクロローン事業者ファンド11号」です。
・返済予定:2020年5月末日
・期間延長:2020年11月末日
・元本返済は「9月、10月、11月」に3分の1ずつ均等返済
・利息については5月以降毎月支払い
・見通し次第では予定より早期償還する
・貸付先は「IDF Holding Limited」
・貸付事業を行う「ロシア、カザフスタン」における新型コロナの影響
・民間融資の返済に一定期間の利払い停止と元本返済期限延長の政府令が出された
・貸付先(IDF HD)から「手元流動性を確保したい」という要望
社名 | IDF Holding Limited |
---|---|
所在地 | 4 Riga Feraiou str., Omega Business Center, 4th floor, Flat/Office 41 A&B, 3095, Limassol, Cyprus |
設立年 | 2013年1月8日(グループ企業は2011年6月7日設立) |
代表者 | Boris Batine(CEO) |
従業員数 | 750名超 |
事業 | オンライン消費者金融事業者とPOSレンディングサービス事業をグループ企業を通して運営。新興国市場でのオンラインローンサービスに特化したフィンテック企業。 |
特徴 | 開業4年でロシア、カザフスタンにおけるマーケットシェア首位を獲得。最新IT技術でのリスクマネジメントにより、延滞比率は低下傾向を続けており、90日以上の延滞債権は約10%の水準で安定している。 |
総資産 | 約128.65億円 |
---|---|
純資産 | 約11.78億円 |
純利益 | 約13.89億円 |
未解決訴訟数 | 0件 |
監査法人 | E&Y |
貸付先について調べてみたところ、すごい経歴の人(ロイヤルバンクオブスコットランドの元副社長)が起業した好業績のフィンテック企業でした。監査法人に世界4大会計事務所のE&Yが入っている点も安心材料です。
デフォルトの可能性は非常に低いと考えられます。
また、返済計画も明確であり不安に思うことはありませんでした。
コロナ禍における金融機関として然るべき対応をしたという感想です。
自分が保有するファンドの期間延長が新型コロナで困っている人の元本返済を助けることになり、しかもその期間の金利はしっかり貰えるということならば悪い気はしません。
評価 | A | クラウドクレジットの公式ホームページ |
---|
オーナーズブック「大阪市中央区ホテル素地」の第3報!評価額マイナス36% | ||
イセ食品が経営破綻!バンカーズは見解発表により信頼性を上げたのか? | ||
JCサービス(グリーンインフラレンディング)事件を徹底解説&時系列まとめ | ||
SBISLの損失補填14ファンド、追加2ファンド、運用中20ファンドをまとめました | ||
クラウドクレジットがカメルーンファンドの回収終了!Ovamba社を訴えない理由 | ||
全記事の一覧 |