(1) 前期に比べて資本剰余金が10.1億円ほど増加(増資)
(2) 5.6億円の赤字(当期純損失)
(3) 残りの株主資本は7.3億円
決算期 | 純利益 |
---|---|
4期(2016年08月) | -1.49億円 |
5期(2017年08月) | -2.73億円 |
6期(2017年12月) | -1.96億円 |
7期(2018年12月) | -5.60億円 |
4期連続で赤字ですが、2018年11月30日の発表では、下記4社からの増資(総額7.5億円)を受けています。それほど将来性があるということでしょうか。
・マネックスベンチャーズ
・SBIインベストメント
・YJキャピタル(Yahoo!グループ)
・SONYフィナンシャルベンチャーズ
売上高が4.05億円に対して、コストである販売費及び一般管理費は8.57億円ほどかかっています。
当社グループとしてはお客様に返還すべき債務は可能な限りその全額が返還されるよう最大限の努力を行う所存ではございますが、更生計画は更生手続における決議と裁判所の認可によって定まりますので、会社更生手続が開始した結果としてお客様に対してどのように返還がなされるかにつきましては、恐縮ながら現時点ではお答えできない状況にあります。
私個人としては先行投資時期の赤字を強調することで、クラウドクレジットの足を引っ張りたくはありません。クラウドクレジットは好きな事業者の1つです。
世界トップクラスの時価総額を誇るAmazonは設立から7年間も(あえて)赤字が続いたことで有名です。しかし、投資家としては「大きな赤字が続いている」という事実を把握しておくべきです。
万が一、クラウドクレジットが破綻した場合、「クラウドクレジットの気持ちとしては投資家に全額返還するつもりだが、最終的には更生手続における決議と裁判所の認可によって決まる」と言っています。
何事も最悪の事態を考慮しながら、積極的に動くことが肝心です。
※7月3日に「単月黒字化」が発表されたことで不安は大きく減りました。
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