オーナーズブックから初の物流施設担保ローンファンドが登場しました。
利回り4.6%、運用期間13ヶ月の好条件ファンドです。
貸付先や担保不動産について詳しく調べてみます。
ファンド名 | 越谷市物流施設第1号第1回 |
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利回り | 4.6% |
運用期間 | 13ヶ月 |
募集金額 | 2.2億円 |
募集方式 | 先着 |
募集開始 |
株主優待枠:2022年4月21日 12:00(5,500万円) 全投資家枠:2022年4月21日 18:00(1億6,500万円) |
担保 | あり(第一順位抵当権・LTV67.3%) |
貸付先 | 東京の総合不動産会社 |
備考 | 詳しくはオーナーズブックの投資家限定情報を見てください |
それなりの規模の総合不動産会社です。
過去3期にわたって利益を上げているそうです。
ソーシャルレンディングの貸付先にしては信頼性は高いほうですが、「高金利の融資を利用するということは何らかの理由がある」ということを忘れてはいけません。
・埼玉県越谷市南荻島に所在する物流施設
・築古で管理状態は普通
・テナント選定中(稼働率0%)
所在地に関しては「埼玉県の市町村将来推計人口ランキング」によると悪くないことが分かります。埼玉県の中では東京寄りのエリアです。
気になるのは担保評価方法が「収益還元法」を基礎としていることです。
敷地面積(重要事項説明書に記載)や土地価格相場や取引事例から自分なりの査定額を出してみることをおすすめします。
貸付先も担保物件の立地も悪くないのですが、個人的には「査定方法が収益還元法」という部分に引っかかりを感じます。
しかも、現時点ではテナントが入っていない状態です。
ちなみにオーナーズブックの今までに募集したファンドでも担保評価方法は「収益還元法を基礎とし総合的に評価」となっています。
今回のファンドでは「埼玉県」「物流施設」「築古物件」「収益還元法」という組み合わせに若干の不安を感じています。
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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