オーナーズブックで延滞している「大阪市中央区ホテル素地第1号第1回」の第3報が出ました。最新の評価額は当初のマイナス36%という悲しい内容です。
これにより元本毀損の可能性は非常に高くなりました。
ファンド名 | 大阪市中央区ホテル素地第1号第1回 |
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利回り | 5.0% |
運用期間 | 19ヶ月 |
投資実行日 | 2019年9月26日 |
最終弁済日 | 2021年3月31日(当初予定) |
募集総額 | 7.5億円 |
運用タイプ | 貸付(シニアローン) |
LTV | 68.2%(当初評価額:11億円) |
・担保の所在地は大阪市中央区日本橋(抵当権第一順位)
・評価額はホテル素地として外部専門家査定額を参考に査定
・総合不動産会社AAの連帯保証あり
・インバウンド需要減少の影響が大きい
2019年09月13日 | ファンド募集開始 |
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2020年01月15日 | 日本で最初の新型コロナ感染者が確認 |
2021年03月31日 | 最終弁済日延長の申出を受託(1年間の延長) |
2021年11月30日 | オミクロン株感染者が日本で初確認 |
2022年01月17日 | 第1報:利息の支払いが無くなった(延滞) |
2022年03月24日 | 第2報:弁済期日に元本全額及び利息の支払いが困難 |
2022年04月01日 | 第3報:現在の評価額は704百万円と発表 |
・新型コロナウイルスの影響でインバウンドが大幅に減った
・ホテル用地として評価していたため影響が大きい
・大阪市中央区日本橋は特に影響が大きい
≪参考記事≫
・全国下落率の上位ほぼ占める 公示地価、大阪ミナミ大幅下落(毎日新聞)
・商業地2年連続の下落 大阪の公示地価(朝日新聞)
もちろん関わった人全員(投資家・オーナーズブック・借手)に責任があります。
そして、新型コロナの長期化という仕方なかった部分もあります。
オーナーズブックにとっても投資家にとっても苦しい状況です。
少しでも早く問題が解決されることを願っています。
今後も「オーナーズブックは私の最優先投資先」であることに変わりはありませんが、今まで以上に「所在地」「用途」に注意したいと思います。
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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