CREALブログの「元本償還プロセスと償還期限に対しての考え方」という記事が参考になったので解説を加えながら紹介します。
・償還原資は「賃料」と「売却代金」の2種類
・売却プロセスではプロのネットワークを経由して購入検討者を探す
・購入検討者の購入決定までには少なくとも2ヶ月間がかかる
・金融機関との調整が上手くいかずに見送りになるケースもある
私の経験からも、自分自身の投資判断は短期間で決まるのですが、銀行の融資判断は思っている以上に期間がかかります。
・想定運用期間内に償還を行うために余裕を持った売却スケジュールを組んでいる
・結果として当初の「想定運用期間」よりも早い償還のファンドが多くなっている
・第44号ファンドからは「売却活動の開始予定時期」を明示している
・投資家のニーズを汲み取りながら、長期間のファンドの募集も検討中
早期償還についてはデータとして残らないことが多いため、このように内部事情やデータを公開してもらえるのはとてもありがたいです。
また、「売却活動開始予定時期の明示」「長期間ファンドの検討」など、投資家のニーズを積極的に汲み取っていく姿勢に好感が持てます。
これは、例えば市況が悪く、大きな不動産価格下降トレンドにある中で「想定運用期間」を迎えたために元本が大きく毀損して償還されるよりも、市況の回復を待って売却をし、あくまで元本の全額償還を期待される投資家が多いと考えているためです。
コロナ禍の中でもこのような形で想定運用期間を延長したファンドはありませんが、今後の市況次第では、大幅な投資期間の延長も起こり得ることを投資家の皆様にはご理解頂いた上で、投資のご判断を頂きたいと思います。
・期間延長は大きな市場変動時に焦って損をしないために存在する
・コロナ禍の中でも想定運用期間を延長したファンドはない
期間延長については「事業者にとって都合の良い契約」というイメージが強かったのですが、このように説明してもらえると妥当性に納得することができます。
他にもよくある質問として
各クラファン事業者のホームページを見ると、自サービスの長所の解説は多いのですが、内部的な仕組みを解説していところはほとんどありません。
CREALにように丁寧に解説してくれると信頼感がアップします。
評価 | A+ | CREAL(クリアル)の公式ホームページ |
---|
ソーシャルレンディング融資先の決算書の読み方!4つのポイント+3つの注意点 | ||
不動産STOを解説!メリット・デメリット・J-REITや不動産クラファンとの違い | ||
おすすめのインカムゲイン投資商品は?不動産クラファン、高配当株、REITなど | ||
ガートナー ハイプ・サイクル(2012~2022年)で先進技術の未来を知る | ||
クラウドバンクの融資先別運用額一覧!ファンドを3タイプに分類 | ||
全記事の一覧 |