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ソーシャルレンディングの貸し倒れ率(デフォルト率)はどの程度なのか?

初回:2018年5月25日 | 更新日:2019年10月11日 | 執筆者:カナメ先生
重要度 ★★★★★
ここがポイント!
  • 大手ソーシャルレンディング事業者の貸し倒れ率は極めて低い。
  • 業界の未来を守るために各社必死で貸し倒れを抑えている。
  • マイナーなソーシャルレンディング会社は大規模な損害を出している。

大手5社の貸し倒れ率の実態を確認

会社名 貸倒状況
SBIソーシャルレンディングのロゴ
SBIソーシャルレンディング
(開始:2011年3月)
累計融資額1,100億円を突破にも関わらず、貸し倒れは1.83億円のみ。延滞回収時の対応が高評価。
クラウドバンクのロゴ
クラウドバンク
(開始:2013年12月)
応募総額600億円突破ですが貸し倒れはゼロ。
オーナーズブックのロゴ
オーナーズブック
(開始:2014年9月)
約5年間の運営で貸し倒れゼロ。江東区商業ビル第1号ファンドの借主が破産したことで期失が濃厚。
クラウドクレジットのロゴ
クラウドクレジット
(開始:2014年6月)
いくつかのファンドで延滞を起こしているものの、全体としてはプラス利回りを維持。
maneoのロゴ
maneo
(開始:2008年10月)
累計融資額1,600億円突破の元業界最大手。現在は90億円の延滞発生中。

※2011年以前の個人に対する融資ファンドは含んでいません。

まずは2019年10月10日現在の大手5社の貸し倒れ実態を確認してみます。

各社ともいくつかの延滞を起こしているものの、maneoを除いた全体では貸し倒れ率1.0%未満となっています。十分に利益が出せる優秀な実績です。

残念ながら最大手として業界を牽引してきたmaneoは、杜撰な経営が明るみに出て投資家に大きな損失を与える結果となっています。

なぜ、ソーシャルレンディングの貸倒率は低いのか?

貸し倒れによる損失が利益を上回った時点でビジネスが成立しません。そのため各社とも自社サービスの信頼を確保するとともに、業界全体の信頼性を高めるために貸し倒れ率を下げる努力を続けています。

ソーシャルレンディング会社は損失補填をしない

これほど貸し倒れ率が低いと「もしかして損失補填を行っているのかな?」と考えてしまいますが、日本では投資商品における損失補填は法律で禁止されています。

理由は「投資家の自己責任原則」を歪ませないためだと考えられています。ちなみに損失補填を法律で禁止している国は日本以外にはほとんど例がありません。

貸し倒れの低さに油断しないこと

高金利の貸金業は「貸し倒れの発生を前提」としたビジネスです。
以下のポイントをしっかりと守って安全に資産運用していきましょう。

(1) 信頼のできるソーシャルレンディング会社を選ぶこと
(2) 出来るだけ不動産担保付きの案件に投資すること
(3) 十分な数の案件に分散投資すること
(4) 高利回りの案件に投資するときは貸し倒れのリスクを想定すること

要注意!大手以外は問題だらけのソーシャルレンディング業界

大手はmaneo以外は大きなトラブルを起こしていませんが、マイナーなソーシャルレンディング事業者は次々と大事件を起こしています。

ラッキーバンク約33億円の貸し倒れ
みんなのクレジット約31億円の貸し倒れ
グリーンインフラレンディング約127億円の延滞中
クラウドリース約55億円の延滞中
トラストレンディング約52億円の延滞中
ガイアファンディング約40億円の延滞中
キャッシュフローファイナンス約8.9億円の延滞中
アメリカンファンディング約2.3億円の延滞中

信じられないほど大きな投資家損失です。
元々これらの事業者は信頼に足る事業者ではありませんでした。
加えて全事業者が利回り10%以上の高利回りファンドで投資家を集めていました。

「事業者の信頼性不足」と「高利回りファンドの怪しさ」といった要素から、
私(カナメ先生)は上記6社には1円も投資していません。

皆さんもソーシャルレンディング事業者の格付け比較ランキングを参考にして、信頼のできる事業者のみに投資してください。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴17年。ソーシャルレンディングへの投資額はトップクラスの個人投資家。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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[486] ヤマキさんへ(2018-10-16 22:29:39)
利益の出ているSPCに飛ばすんじゃなくて、匿名性を利用して新規の案件として募集した資金で借り換えをしているだけでしょ。
そもそも銀行借入できない人達が借主だから普通に考えて貸倒率が低い訳がないです。事業者を見ても能力が高いとは思えないですよね。
[482] ヤマキ(2018-10-16 16:18:16)
貸し倒れが少ないのは、SPCを作って債権を飛ばしてるからですよ。
そして利益の出ているSPCに債権を飛ばすことによって、債務不履行の時の損失をSPCの利益にぶつけるんですよ。
債権を飛ばしてるんだから、そりゃ貸し倒れ率は低いですよ。
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