株式投資においてインデックス投資(市場平均と連動する投資信託)はとても賢い選択だと言われています。インデックス投資を行えばほとんどのプロ投資家を上回る成績が出せることが判明しているためです。
抜群に賢い人たちが競い合う投資業界において、私たち凡人は「自分が他者よりも賢い」などと思い込まず、賢明で隙のない「弱者の戦略」を選んでいくことが大事なのです。その謙虚さが投資を行ううえで最大の長所になります。
初心者がソーシャルレンディングで成功するための3つの戦略を紹介していきます。
信用できないソーシャルレンディング会社を選んでしまった時点で計画は破綻してしまいます。逆に言えば信頼できるソーシャルレンディング事業者を選んだ時点で、投資が成功する確率は非常に高くなります。
まずは「格付けランキング」から上位の会社を選ぶようにしましょう。
2019年10月14日時点では「SBIソーシャルレンディング」「クラウドバンク」「オーナーズブック」の3社がオススメです。新興国案件で高リターンを狙うのであれば「クラウドクレジット」も良いでしょう。
絶対に損失を出さないのではなく、損失が起きても耐えられる状態にしておくことが大事です。
[例]
・100万円を6%で運用すると利益は年6万円
・100万円を5案件に分散投資すると1案件20万円の投資額
・1案件が30%の元本割れをすると6万円の損失
このケースであれば元本割れが起きてもプラマイゼロで済みます。分散数を多くするほど元本割れ案件に遭遇する確率は高くなりますが、最低でも5案件、できれば10~20案件に分散することをオススメします。
また、分散しているつもりになっていても「貸出先が同じ」だったり「業界が同じ」だとリスクは大きくなるので注意してください。
不動産担保があることにより、返済が滞った場合には不動産を売却して資金回収することができます。
延滞が発生した際に100%が損失になるのと、不動産担保を売却して80%が回収できるのでは大きな差になります。
実際のところ、担保無し案件に関してもソーシャルレンディング会社が「回収できる」と判断した案件が紹介されています。そのため、「少しでも利回りを高くしたい」と考えている投資家は必ずしも担保付き案件を選ぶ必要はありません。
しかし、ソーシャルレンディング投資では「少し利回りを上げること」よりも「低リスクというメリットを失わないこと」のほうが大事です。
ソーシャルレンディングには大きな「情報の非対称性」があります。
つまり、私たち投資家が知ることができる情報は全体のごく一部にすぎません。
このような状況下ではどれだけ説得力のありそうな論理を並べたところで意味はありません。現に知性も投資経験も情熱もたっぷりある有名個人投資家たちは、怪しいソーシャルレンディング事業者に投資して大きな損失を出しています。
ソーシャルレンディング投資で絶対にしてはいけないことは「高利回り案件に対して自己説得を行ってしまうこと」です。
自分を過信せず、信頼性の高い会社(経営者)を見極めて、しっかり分散投資を行うことが私たちにできる唯一の選択肢です。
損をコントロールすることができれば、たとえ利回りが少し下がろうとも、最終的には「複利の力」で大きな利益を上げることができます。
1 | 効率的な学習の進め方 | ★★★★★ |
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2 | ソーシャルレンディングとは? | ★★★★★ |
3 | 利回り7.0%という衝撃 | ★★★★★ |
4 | どれぐらい儲かるのか? | ★★★★★ |
5 | おすすめのSL事業者 | ★★★★★ |
6 | どんな人に向いているのか? | ★★★★★ |
7 | どんな会社がお金を借りているのか? | ★★★★★ |
8 | ソーシャルレンディングの貸し倒れ率 | ★★★★★ |
9 | 3種類のファンドタイプ | ★★★★★ |
10 | ファンドの選び方&チェックポイント | ★★★★★ |
11 | 投資や分析が苦手な人のためのSL戦略 | ★★★★★ |
12 | 最適な分散投資のやり方 | ★★★★★ |
13 | ソーシャルレンディングの税金 | ★★★★★ |
14 | 世界のソーシャルレンディングの歴史 | ★★★★★ |
15 | 日本のソーシャルレンディングの歴史 | ★★★★★ |
16 | 口座開設の手順 | ★★★★★ |
17 | 実際に投資するまでの手順 | ★★★★★ |
18 | ソーシャルレンディングの3つのタイプ | ★★★★★ |
私も初心者さんと同じく感覚を大事にしています。
あとは原則(利回りが高いものは危険 etc)です。
自分で考える論理は自己説得になってしまいがちですので。
> 1017さん
補足ありがとうございます。
あとは好みに応じて不動産クラファンを混ぜるのもアリですね。