バラエティ豊かな中小企業支援型ローンファンドについて詳しく調べてみました。
| NO | 運用開始日 | 募集額 | 利回り | 運用期間 | 担保 | 保証 | 借手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 385号 | 2018年8月31日 | 1,000万 | 6.2% | 34ヶ月 | × | 〇 | AD社 |
| 375号 | 2018年7月13日 | 2,439万 | 6.0% | 4ヶ月 | 〇 | 〇 | AF社 |
| 340号 | 2018年5月15日 | 2,500万 | 7.0% | 8ヶ月 | 〇 | 〇 | AV社 |
| 305号 | 2017年12月14日 | 2,800万 | 6.6% | 3ヶ月 | 〇 | 〇 | AJ社 |
借手次第で利回りも運用期間も大きく異なります。
| 業種 | |
|---|---|
| 385号 | 商業施設等への機器のリース会社 |
| 375号 | リース事業等を行う企業 |
| 340号 | 資産管理会社（時価7億円相当の上場株式を保有） |
| 305号 | 投資業およびコンサルティング業を行う企業 |
| 資金使途 | |
|---|---|
| 385号 | 運転資金（リース事業） |
| 375号 | 株式取得資金（M&A対象企業の株式を取得） |
| 340号 | 既往借入の借り換えおよび社債の償還 |
| 305号 | 水処理装置購入資金 |
バラエティ豊かな資金使途です。業種に関してはリース会社や投資関連会社などの、資金調達がしづらい会社が多いようです。
| 担保と保証 | |
|---|---|
| 385号 | 集合債権譲渡担保契約。第三者連帯保証契約。 |
| 375号 | 集合債権譲渡担保契約。第三者連帯保証契約。株式に対する譲渡担保設定。 |
| 340号 | AV社発行の株式に対する質権。代表者連帯保証。 |
| 305号 | 水処理装置に対する動産譲渡担保設定。東証一部上場企業連帯保証。 |
集合債権譲渡担保とは売掛金に対して担保を取る仕組みです。リース会社だと定期的に売り上げが入ってくるため、効果的な担保となります。
加えて第三者連帯保証も強力な保全となります。305号は第三者連帯保証の相手が上場企業という意味です。375号は「集合債権譲渡担保・連帯保証・株式の担保設定」の3点で非常に安心感が高い案件です（利回り6.0%）。
340号は担保が「自社発行の株式」であること、保証人も「代表者（第三者でない）」ということで保全性に心配があります。その結果として、4案件中最高利回り（7.0%）となっています。
「不動産担保の無いファンドはリスクが高くて手が出せない」と考えていましたが、なかなかどうして「適切な担保」や「連帯保証」を組み合わせて魅力的な案件になっています。さすがクラウドバンクです。
しっかりと理解すれば十分に投資対象となるので、これらの案件を素早く正確に評価できるように融資リテラシーを高めていきたいと思います。
| 評価 | A | クラウドバンクの公式ホームページ |
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