上場企業への融資を得意とするFunds(ファンズ)が新ファンドを募集中です。
今回は利回り4.0%の好条件ファンドです。
現時点で応募倍率768%(3.84億円の応募)になっています。
ファンド名 | EL FAROファンド#2 |
---|---|
期間受付 | 2020年3月18日~2020年3月24日 10:00 |
利回り | 3.5% |
運用期間 | 約7ヶ月(4月10日~10月31日予定) |
募集金額 | 5,000円 |
方式 | 抽選方式 |
借手 | 株式会社明豊エンタープライズ(JASDAQ・8927) |
資金使途 | 投資用賃貸マンション「EL FARO」事業での不動産取得資金 |
担保 | 無し |
※抽選式=5000万円(3月18日~3月24日)、先着式=5,000万円(3月27日 19:00)
今回のファンド資金の取得対象となっている「EL FARO鷺ノ宮」は2020年7月末に竣工予定の新築投資用賃貸マンションです。
同社の主軸となっているミハス(MIJAS)シリーズと同様に「洗練されたスペインスタイルのデザイン」「東京23区を中心に駅徒歩10分以内の好立地」という特徴を持ちます。
ただし、リコースローンなので「EL FARO松陰神社前」の成否に関係なく明豊エンタープライズに全額返済責任があります。
上場 | JASDAQ(8927) |
---|---|
監査法人 | 明治アーク監査法人 |
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 | 自己資本 |
---|---|---|---|---|
2017年7月期 | 74.9億円 | 6.7億円 | 7.5億円 | 30.3億円 |
2018年7月期 | 144.8億円 | 27.5億円 | 16.8億円 | 42.4億円 |
2019年7月期 | 106.3億円 | 4.4億円 | 1.3億円 | 41.7億円 |
2020年3月13日に発表された2020年7月期連結中間決算では、営業利益3.24億円と会社側の事前予想値を大幅に上回る好業績でした。
自己資本比率36.3%は健全な水準です。
1968年 | 長栄不動産株式会社の設立。 |
---|---|
1977年 | 明豊エンタープライズに社名変更。 |
2006年 | エコロジー・リート投資法人を設立。 |
2007年 | J-REIT市場の市況悪化により投資法人の上場を凍結。 エコロジー・リート投資法人を解散。 |
2011年 | 債務超過に陥り「事業再生ADR手続」を申請。 |
2014年 | 事業再生ADR債務を完済。 |
2014年 | MIJAS(ミハス)の販売を開始。 |
2018年 | 不動産小口化事業「M-Lots(エム・ロット)」の販売を開始。 |
2019年 | Fundsとの業務提携を発表。 |
1960年 | 昭和35年5月19日生まれ。福岡県出身。 |
---|---|
1986年 | 広島大学経済学部を卒業。東亜建設工業に入社。 |
2005年 | 東京テナントセンター(現・明豊プロパティーズ)に入社。 |
2006年 | 東京テナントセンターの常務取締役に就任。 |
2007年 | 明豊コーポレーションの専務執行役員に就任。 |
2008年 | 明豊エンタープライズの専務執行役員に就任。 |
2009年 | 明豊プロパティーズ代表取締役社長に就任。 |
2013年 | 明豊エンタープライズの副社長に就任。 |
2016年 | ハウスセゾンエンタープライズの取締役に就任。 |
2017年 | 明豊エンタープライズの代表取締役社長に就任。 |
着実にキャリアを積み上げてきた方です。前社長の梅木篤郎さんは3歳年下の弟です。弟の梅木篤郎さんは2000年に明豊エンタープライズに入社しています。
同シリーズの1号ファンドと比較すると利回りは0.5%ダウン(4.0%→3.5%)、運用期間は2.5ヶ月アップ(約4.5ヶ月→約7.0ヶ月)となっています。
実質的には今回のファンドのほうが投資家利益は大きいと思います。
「資本金41.7億円を有する上場企業に利回り3.5%で融資できる」という条件はなかなか魅力的なファンドです。また、新型コロナの影響でホテルや商業施設は大打撃を受けていますが、新築賃貸マンションの需要は底堅いと思われます。
評価 | A | Funds(ファンズ)の公式ホームページ |
---|