上場企業への融資ファンドを得意とするFunds（ファンズ）の決算情報を分析します。累計赤字11.4億円ですが事業者リスクは高いのでしょうか。
| 回 | 決算期 | 発表日 | 純利益 | 利益剰余金 | 株主資本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第2期 | 2018年3月期 | 2018年8月13日 | -0.77億円 | -0.88億円 | 2.37億円 |
| 第3期 | 2019年3月期 | 2020年2月27日 | -1.61億円 | -2.50億円 | 0.76億円 |
| 第4期 | 2020年3月期 | 2020年10月23日 | -3.35億円 | -5.85億円 | 4.10億円 |
| 第5期 | 2021年3月期 | 2021年08月25日 | -4.49億円 | -10.35億円 | 16.69億円 |
| 第6期 | 2021年5月期 | 2021年12月13日 | -1.08億円 | -11.44億円 | 21.05億円 |
累計11億円の赤字を積み重ねていますが、2021年にシリーズCラウンドで約20億円を資金調達を行ったため、株主資本には余裕があります。
また、第6期は決算期を3月から5月に変更しています。
株主資本が21億円あるため当面は問題ありません。
累計調達額は32億円に達しています。
ちなみにマネーフォワードは上場前（シリーズE）までに44.2億円の資金調達を行っており、シリーズCの時点では20.7億円でした。
Fundsの募集額推移グラフです。
急激な成長を見て取ることができます。
2022年2月は12.8億円、2022年3月は12.05億円と高い水準を保っています。
これぞベンチャー企業の先行投資といった感じの決算内容です。
株主資本が年間赤字の数年分あるため「当面はFundsの事業者リスクは安全圏」と考えて良いと思います。
| 評価 | A | Funds（ファンズ）の公式ホームページ |
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