FANTAS repro（空き家再生）第6号が再生を断念！今後の行方を解説

FANTASの空き家ファンドで再生が断念されたのは初めてのことです。

募集開始	2019年1月24日
利回り	8.0%（予定分配率）
運用期間	199日
募集金額	632万円
所在地	神奈川県平塚市千石河岸20番5号
竣工日	1973年4月1日（築45年）
狙い	海や川が近いことからマリンスポーツや趣味の部屋として使えるようなリフォームを施し、立地の魅力を引き出す再生を計画。

何件も空き家再生を手掛けているFANTASでも見誤ることがあるのですね。
原因は下地腐食だけでなく「職人確保」や「期日」にもあるようです。

下手に最初の計画にこだわって期間延長をすることなく、損切りに向かった点は非常に頼もしい判断です。

土地のみの価格以下で仕入れているはずなので、多少の売買コストや調査コストはかかっていてもダメージは少ないはずです。

しかも、FANTASの劣後出資分（2割）があります。

SBIソーシャルレンディングは2018年7月に延滞を起こしましたが、迅速かつ誠実に回収を進めたことで投資家の評価を上げました。

※不安を感じてSBISLへの投資を止めた投資家もいます。

SBISLのようにトラブルを糧に信頼度を上げるのか、納得のいかない回収により投資家から愛想を尽かされるのか、FANTASの腕の見せどころです。

空き家再生ファンドが始まって以来のトラブルですが、「情報の速さ」「写真公開」「明確な回収方針」などは高く評価できます。

投資なのでリスクは付きものです。納得のいくトラブル内容で、明確な回収方針を示しており、下手に隠そうという意識がなければ、現段階では想定の範囲内です。

評価	B+	FANTAS（ファンタス）の公式ホームページ