読者さんからリクエストをいただいたので、バンカーズの「インドネシア デジタル金融サービス事業支援ファンド」について解説します。
結論としては「あり」です。
ファンド名 | インドネシア デジタル金融サービス事業支援ファンド |
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利回り | ① 6.05% ② 6.15% |
運用期間 | ① 10ヶ月 ② 12ヶ月 |
募集金額 | ① 6.0億円 ② 6.0億円 |
募集方式 | 先着 |
募集期間 | 2023年9月16日 12:00 ~ 9月21日 23:59 |
担保 | あり |
保証 | なし |
借手 |
[借手A] Akulaku社のグループ会社(資金調達ビークル) [借手B] Akulaku社(インドネシアの個人向けデジタル金融サービス事業者) |
1 | 借手Bが保有するデジタル金融サービス利用者向け小口立替債権や小口融資債権に対する受託担保権設定 |
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2 | デジタル金融サービス利用者からの返済金の一部の入金がなされる借手B名義の預金口座に対する質権設定 |
3 | デジタル金融サービス利用者による借手Bへの資金移動を中継する機能を提供する資金決済業者に保有する借手Bの取引口座に対する質権設定 |
・2014年:Akulaku設立
・2016年:消費者金融事業への移行
・2018年:登録者数1,000万人突破
・2018年:Ant Financial(アリババグループ)から約100億円の出資を受ける
・2019年:BBYB(インドネシアの商業銀行)を買収
・2022年:Akulaku Neo Commerce Bank が世界最高の銀行の1つに選ばれる
・2022年:三菱UFJ銀行から約260億円の出資を受ける
投資家限定情報には貸借対照表と損益計算書が掲載されています。
新興企業ということもあり、現時点では赤字を出しています。
・2019年にはmaneoでファンド組成を行っている
・2021~2022年にはアンシンバンクでファンド組成を行っている
長期的にどうなるかは分かりませんが、現時点では「2022年12月に三菱UFJ銀行が約260億円の出資を決定した」という要素から信頼性は低くありません。
個人的には「投資に値するファンド」だと思います。
ただし、投資に絶対はありませんので、Akulaku関連ファンドへの投資は運用資金の10%以下に抑えてください。
評価 | A- | バンカーズ(Bankers)の公式ホームページ |
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