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SBIソーシャルレンディングの証券担保ローンファンドが遅延を起こした理由と返済予定

投稿日:2018年10月20日 | 執筆者:カナメ先生
SBIソーシャルレンディングの「証券担保ローンファンド」が遅延を起こしていました。証券担保ローンファンドは数あるソーシャルレンディング案件の中でもトップクラスの安全度だと考えていたので驚きました。

※証券担保ローンファンドは2017年9月に募集を終了しています。

証券担保ローンファンドの遅延情報

延滞となっているのは「SBISL証券担保ローンファンド2017年9月第2号」の貸付総額16,330,000円中の14,630,000円(91.4%)です。

SBISL証券担保ローンの募集情報

内容SBI証券に株式を預けている顧客向けの貸付
利回り2.0%
手数料1.5%(貸付金利3.5%)
期間約12ヶ月
担保SBI証券の証券取引口座に現在及び将来保有する有価証券。借手がSBI証券に預託された株式の時価総額の60%(担保提供株が1銘柄のみの場合には50%)を上限として貸付けを行う。

例えば、100万円の保有株式があれば60万円まで貸付を行います。
株式の時価が80万円まで下がれば担保不足金12万円(60-40=12)が発生します。
不足金は担保株式売却時に自動的に充当されます。

ファンド(証券担保ローン)全体で見ると

項目全体延滞延滞割合
元本総額907,110,000円14,630,000円1.61%
ファンド本数253本1本0.40%

遅延の原因・回収計画

貸付を実行した相手方である借手4名のうち1名から、最終弁済期日を2018年9月27日とする分について、弊社の利息計算最終日である2018年10月7日までに資金の支払がなされなかった為、2018年10月15日の分配日に、投資家様への分配(元金償還)が出来ませんでした。
【遅延の原因・SBIソーシャルレンディングからの回答】

既に借手の返済が終了しておりますので(完済)、ご出資をいただいている投資家の皆様には、利息・遅延損害金とともに、2018年11月15日に元金償還を予定しております。
【回収計画・SBIソーシャルレンディングからの回答】

SBIソーシャルレンディングより上記の回答をいただきました。
無事に回収できたようで何よりです。

証券担保ローンでも貸し倒れが起こりうる

私は「株式は最低でも5銘柄以上には分散するもの」だという先入観から証券担保ローンの安全性を過信していましたが、1銘柄しか所有していなければ株価が一瞬で暴落し、証券担保ローンの返済が出来なくなるという事態も十分に起こりえます。

例えば、以下の表は不祥事が発覚した後のTATERUの株価です。8月31日時点で1,606円だった株価は、9月6日には533円まで下がってしまいました。その間は出来高が少なく、取引はほぼ出来ていません。

日付終値出来高
2018年8月31日1,606円874,500
2018年9月03日1,206円47,500
2018年9月04日906円171,200
2018年9月05日756円107,500
2018年9月06日533円65,786,600

※TATERU改ざん事件直後の株価推移。事件報道は8月31日。

マメ知識ですが、このような「ありえないと思われていたことが起こると、予想よりも影響が大きくなる事象」のことを金融業界では「ブラック・スワン理論(黒い白鳥)」と呼びます。

教訓・どんな時でも最悪の事態を想定しなければいけない

今回の出来事は常に「ありえないなんてありえない」と考え、慎重に分散投資を行わなければいけないという思いを強くさせてくれました。

高利回りファンドでリスクを取っているのであれば貸し倒れが起きても納得がいきますが、安全性重視の低利回りファンドに投資していたのに資産の大半を失っては目も当てられません。

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カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴17年。ソーシャルレンディングへの投資額はトップクラスの個人投資家。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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