2022年3月にAGクラウドファンディングの不動産担保ローンファンド1号が登場してから1年半近く様子を見てきましたが、実のところ最有力投資先の1つなのではないかと思いはじめています。
・利回りが高い(5.0~6.0%)
・運営が大手上場企業の完全子会社
・LTVが低い(保全性が高い)
・担保評価額の信頼性も高い
・透明性が高い(貸付先社名、担保物件所在地など)
さらに募集件数も着実に増加傾向にあります。
募集額ベースでは2023年の7ヶ月で13.09億円(月平均1.97億円)になっています。
日付 | 号 | 利回り | 期間 | 募集額 | 場所 種別 | LTV | 抵当権 順位 | 社名 公開 | 最新 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4/17 | 18号 | 6.0% | 12ヶ月 | 8,500万 | 東京都 土地建物 | 67% | 1位 | あり | 黒字 |
5/29 | 19号 | 6.0% | 18ヶ月 | 3,500万 | 練馬区 共有・区分 | 28% | 1位 | あり | 黒字 |
5/29 | 20号 | 6.0% | 18ヶ月 | 8,280万 | 渋谷区 共有持ち分 | 43% | 1位 | あり | 黒字 |
6/16 | 21号 | 6.0% | 12ヶ月 | 1,350万 | 千葉県 区分所有 | 85% | 1位 | あり | 黒字 |
6/29 | 22号 | 5.0% | 18ヶ月 | 6.1億 | 那覇市 ホテル | 70% | 1位 | あり | 黒字 |
・利回り:高い
・運用期間:ちょうど良い
・不動産担保:良好(低LTV&抵当権第1位)
・会社名や財務情報あり(投資家限定情報)
・不動産担保の詳しい情報あり(投資家限定情報)
はっきり言ってソーシャルレンディング業界トップクラスの好条件です。
次に「運営会社の信頼度」を調べていきましょう。
社名 | AGクラウドファンディング株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都港区芝二丁目31番19号 バンザイビル8F |
設立 | 2020年8月 |
代表 | 川瀬 光英 |
親会社 | アイフル株式会社 |
純資産 | 1.39億円(2022年3月期) |
純損失 | 1.11億円(2022年3月期) |
赤字を出していますが、まだ事業育成段階であり、親会社(アイフル株式会社)の存在を考慮すると心配はありません。
アイフル | SBI ホールディングス | ロードスター キャピタル | CREAL | |
---|---|---|---|---|
決算期 | 2023年3月期 | 2023年3月期 | 2022年12月期 | 2023年3月期 |
時価総額 | 1,628億円 | 7,329億円 | 322億円 | 283億円 |
営業利益 | 237.2億円 | 1,145.6億円 | 75.4億円 | 5.4億円 |
自己資本 | 1760.7億円 | 1.0兆円 | 142.8億円 | 30.99億円 |
ROE | 13.5% | 3.6% | 38.2% | 16.2% |
SBIホールディングスには及びませんが、かなりの規模を誇ります。
また、正確にはSBIソーシャルレンディングはSBIインシュアランス(時価総額256億円、自己資本387億円)の子会社でした。
SBIソーシャルレンディングによる「テクノシステム事件における損失補填」から分かるように、何かあった際には「親会社の知名度と財務」は非常に重要です。
アイフルグループのAGビジネスサポート株式会社が不動産担保ローンを営んでいることが大きな優位性となります。
金利はビジネスローンが2.49%~11.9%、カードローンが5.0%~11.9%です。
SBIソーシャルレンディングも太陽光発電(テクノシステム社)に手を出さず、不動産担保ローン(BIGサービスなど)のみを扱っていれば事業撤退まで追い込まれなかったかもしれません。
また、AGクラファンの場合は「アイフルファンド」と「不動産担保ローンファンド」に絞っているだけでなく、不動産担保ローン事業者を自社グループで所有している点が大きな「強み」になっています。
① 新規会員登録で1,000円分のV-プリカが貰える(8月31日まで)
② 指定ファンドへの投資で最大10万円分のVプリカが貰える
知らぬ間にトップクラスの魅力を持つファンド群に成長していました。
さすが、大企業は力があります。
数少ない欠点は「まだ募集規模が小さいこと」ですが、
2023~2024年はAGクラファンの飛躍が見られそうです。
評価 | A+ | AGクラウドファンディングの公式ホームページ |
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