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クラウドリースで大規模遅延が発生!運用額の64%が期失

投稿日:2019年1月10日 | 更新日:2019年1月23日 | 執筆者:カナメ先生
2019年1月9日、クラウドリースから大量の遅延報告メールが被弾した投資家に向けて送られました。遅延対象となった最終資金需要者は11社です。

合計遅延額は38.8億円で、運用額の64%が期失していることになります。

最終資金需要者別の遅延額

事業者貸付残高事業内容
C社462,971,606円アミューズメント事業者
FC社356,523,202円アミューズメント事業者
JA社158,464,291円アミューズメント事業者
ME社222,234,105円アミューズメント事業者
PA社198,920,720円アミューズメント事業者
SB社241,388,369円アミューズメント事業者
TC社375,000,000円アミューズメント事業者
TD社186,000,000円アミューズメント事業者
DB社273,490,100円不動産・設備賃貸事業者
MC社1,291,238,038円アミューズメント、リサイクル事業者
EA社120,000,000円アミューズメント機器製造販売事業者
合計3,886,230,431円-

クラウドリース全体の返済実績と照合

クラウドリースのホームページで公開している返済実績一覧と照合しました。
遅延額を見ると最終資金需要者別遅延額の合計とぴったり一致しています。

返済実績一覧

貸付金額15,958,840,000-
完済額9,928,676,337-
未返済額6,030,163,663貸付金額-完済額
返済中2,143,933,232-
遅延額3,886,230,431未返済額-返済中
遅延率64.4%遅延額÷未返済額×100

回収の見込み(クラウドリースの説明)

MC社事業収益による長期での分割支払いの申し出がありましたが、あわせて、事業者MCは、早期の債務圧縮に向けたと取り組みをいたしております。
EA社事業計画上の遅延はございましたが、既に保通協の適合検査は始まっており、適合承認を得次第、量産製造を開始し、順次販売を行う予定となっております。アミューズメント事業者からは、注文の引き合いが多数来ておりますので、販売開始となれば、その売却の利益による償還を行えることとなります。
2社以外事業収益による長期での分割支払いの申し出がありました。

1月18日の支払い計画発表

1月18日にクラウドリースから最終資金需要者ごとのメール報告がありました。
把握できる範囲でまとめておきます。原文はクラウドリース掲示板を見てください。

C社
4.6億
同業種を経営している事業者Cの代表者の縁戚から、営業店舗4店舗を会社分割により継承し、3月下旬を目途に事業者Cとして営業を開始する計画が進行中。本事業の継承により、売上規模が現状のおよそ2倍に拡大することが見込まれ、早ければ4月末より投資家へ配当を開始することができる見通し。
ME社
2.2億
(1) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(2) 事業者MEの代表者連帯保証人からの回収。
(3) 事業者MEの事業が継続されることを前提とした事業収益からの回収。
SB社
2.4億
(1) 事業者SBの連帯保証人であるLLPからの回収。
(2) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(3) 事業者SBの連帯保証人である親会社及びグループ会社からの回収。
家賃の20%削減交渉やリース会社や銀行への返済減額交渉を行う。
FC社
3.5億
(1) 事業者FCの連帯保証人であるLLPからの回収。
(2) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(3) 事業者FCの連帯保証人である親会社及びグループ会社からの回収。
家賃の20%削減交渉やリース会社や銀行への返済減額交渉を行う。
TC社
3.7億
(1) 事業者TCの事業が継続されることを前提とした連帯保証人LLPからの回収。
(2) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(3) 事業者TCの代表者及び取引先等の連帯保証人からの回収。
現状の態勢での営業継続が難しくなる状況を想定。
採算性が悪化している2店舗(4店舗中)の閉鎖を至急検討。
PA社
2.0億
(1) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(2) 事業者PAの代表者及び取引先等の連帯保証人からの回収。
(3) 事業者PAの事業が継続されることを前提とした事業収益からの回収。
DB社
2.7億
(1) 事業者DBの連帯保証人であるLLPからの回収。
(2) 事業者Fが所有する対象動産を売却して回収。
(3) 事業者DBの代表者及び取引先等の連帯保証人からの回収。
現状の態勢での営業継続が難しくなる状況を想定。
採算性が悪化している2店舗(4店舗中)の閉鎖を至急検討。
MC社
13億
・アミューズメント2店舗の売却交渉。
・アミューズメント1店舗の閉店予定(経費流出抑制)。
・アミューズメント1店舗の営業用動産設備の処分を検討。
・リサイクル事業の業務資本提携に向けて協議。
EA社
1.2億
保安通信協会から「2019年2月後半に試験結果を報告する」という連絡を受けている。審査通過後に販売開始となれば売却利益による償還が見込まれる。そのため回収状況を管理することが合理的であると判断。

早急に各社から支払計画を提出させた部分は評価できますが、全て「計画」に過ぎないため、回収できるかどうかは別の話です。次回の進捗報告は2週間後(2月初旬)を目途にしているとのことです。

状況整理

・元々リファイナンス案件が多い
・資金調達環境の変化により遅延発生(maneoマーケットの影響か?)

maneoマーケットの信頼失墜

グリーンインフラレンディング、ガイアファンディング、キャッシュフローファイナンス、maneoに続き、maneoマーケット系で5社目の大規模遅延となりました。あまりの異常事態にmaneoマーケットからの撤退が進んでいます。

関連記事:クラウドリース

クラウドリースの評価と評判
武谷勝法さんの経歴・評判 | クラウドリース
クラウドリースの事業者別全データ一覧(募集額・延滞額・運用中額など)
クラウドリース掲示板

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴17年。ソーシャルレンディングへの投資額はトップクラスの個人投資家。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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[2898] 禁酒(2019-01-22 18:26:33)
会社は別でも、実際は全て同じパチンコ屋のグループ会社で同じ所に金が流れてるとかだったらウケる。
[2674] no name(2019-01-12 16:05:07)
遅延対象となった最終資金需要者は11社ということで複数社が被弾となりました。
ほぼ同業種の会社ですが、地域も規模も様々だったはず、どうして同時期に期失となるのか疑問です。アミューズメント業界は全てこうなる運命か。最終貸付先がわかるようにならないと分散もできない。
[2636] カナメ先生(2019-01-10 12:55:21)
本当です。現時点で把握できた最終資金需要者別の遅延額を掲載しておきました。
合計25.7億円あります。
[2634] るーく(2019-01-10 12:32:20)
これ、本当ですか?
くらからは遅延した額は3.5億と言われてますが。
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