シニアローン | 従来からある通常の貸付。主に銀行が行う。審査が厳しく期間もかかるが、低金利で資金を調達することができる。 |
---|---|
メザニンローン (劣後ローン) | シニアローンで足りない分の補う貸付。銀行以外、保険会社、リース会社、信販会社などが行う。高金利だが柔軟性が魅力。 |
・シニアローンで足りない分を補う貸付。
・シニアローンよりも金利が高い。
・担保の抵当権は「第2順位以下」になる。
・返済が滞った場合はシニアローンの返済が優先される。
不動産投資会社が「1億円の不動産」を購入しようと考えます。銀行に相談をしたところ8,000万円の融資が下りることを確認できました。
しかし、あと2,000万円必要です。さらに別途で諸々の諸経費もかかります。そこで利用するのがメザニンローンです。残り全額は無理ですが、1,000万円借りられるだけでも非常に助かるというわけです。
銀行は担保時価の30%程度を下落リスクとして考えます。つまり、それ以上のお金を貸し出した場合には、リスクが跳ね上がりますし、上司に満額融資する理由を説明することもできません。
さらに銀行はリスク分の金額を「貸倒引当金」として計上しなければいけません。これにより銀行の信頼度を示す指標「自己資本比率」が下がることを嫌います。
(1) 十分な自己資金が無い人。
(2) 自己資金投入額を減らして、投資効率を上げたい人。
(3) 建設中に予定外の追加資金が必要になった人。
主にこういった需要を持つ不動産関係の企業です。
ミドルリスク・ミドルリターンを目指すソーシャルレンディング業界ではメザニンローンを積極的に提供していこうという方針が感じられます。私個人としてもその方針に賛成です。
なぜなら、貸出期間が短いソーシャルレンディングでは、銀行のように30%も下落リスクを取らなくてもよいためです。担保評価額からシニアローンを引いた金額が十分に残っていれば、投資対象として魅力的だと思います。
1 | 根抵当権 |
---|---|
2 | メザニンローン |
3 | ポンジ・スキーム |
4 | インカムゲイン |
5 | 元本一括返済 |
6 | エクイティ投資家 |
7 | オルタナティブ投資 |