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根抵当権とは?

投稿日:2018年6月28日 | 執筆:カナメ先生
ここがポイント!
  • 根抵当権は1つの契約に対してではなく、法人間に設定される。
  • 根抵当権は法人取引にとってメリットの多い抵当権の設定方法。
  • 根抵当権は個人取引ではあまり利用されない。
「根」という言葉から「抵当権より強い?」「根本的?根っこ?」などを想像するかもしれませんが、違います。根抵当権は抵当権の一種です。

抵当権特定の債権を担保するためのもの。
根抵当権継続的な取引から生じる不特定多数の債権を担保するためのもの。

抵当権は「この土地を担保にして1,000万円のお金を貸します」という取り決めですが、根抵当権では「この土地を担保にして1000万円までのお金を貸す枠を設定します」という取り決めです。

この際に設定する枠を「極度額(きょくどがく)」と言います。

根抵当権のメリット

(1) 小分けで債権を設定したいときに便利。
(2) 柔軟性のある借り入れができる。(必要なときに必要な金額)
(3) 担保の再審査が不用。(手間が省ける)
(4) 抵当権設定登記費用が節約できる。

このように根抵当権を使うメリットは多く、ソーシャルレンディングでは、ほとんどの場合で根抵当権を利用しています。

個人契約で根抵当権が使われない理由

根抵当権のメリットが多いことは確実なのですが、柔軟性が高い分、トラブル発生の原因にもなります。

例えば「極度額内での再借入れが簡単なので、お父さんがお母さんに内緒でお金を借りてしまう」「返済が終わってからも契約が維持されるので、いつでも大きなお金を借りられる状態が続いてしまう」といったケースが考えられます。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴8年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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