評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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ソーシャルレンディング投資において何よりも優先して考えるべき要素が「事業者リスク」です。悪意のある事業者や、あまりにも低レベルな事業者を選んでしまうと、ソーシャルレンディング投資で利益を上げることは不可能です。
オーナーズブックの運営会社であるロードスターキャピタルは東証マザーズ上場企業です。下の表はロードスターキャピタルの2018年12月期第3四半期決算情報です。
利益も純資産額も他のソーシャルレンディング事業者を圧倒しています。
売上 | 78.1億円 |
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営業利益 | 21.4億円 |
純利益 | 12.6億円 |
純資産 | 57.2億円 |
代表の岩野達志さんの素晴らしい経歴を合わせると、ソーシャルレンディング事業者の中でもトップクラスの信頼度だと言えるでしょう。
オーナーズブックのファンドは4.0~5.0%の利回りが中心です。
ソーシャルレンディング業界では高利回りの事業者が次々にトラブル(貸し倒れ)を起こしています。単純に考えて金利15.0%でお金を借りなければいけない企業と、金利6.0~7.0%程度でお金を借りられる企業では返済率が雲泥の差です。
担保の有り無し以前の問題として、トラブル遭遇率を下げたい人はオーナーズブックのような低利回りファンドに投資するべきです。オーナーズブックは2014年9月のサービス開始から今までデフォルトどころか延滞も0件です。
オーナーズブックは全てのファンドに都心の不動産担保が付いていることが特徴です。しかも、オーナーズブックは不動産のプロ集団であるため、査定額の信頼性には定評があります。下記表のようにローン内訳が把握しやすい点にも好感が持てます。
ソーシャルレンディングでは運用期間1年以内のファンドが多いのですが、オーナーズブックの平均運用期間は2年程度になります。
運用期間の長さには賛否両論ありますが、私は以下の理由から「安全性の高い長期ファンド」を推奨しています。
(1) 運用していない期間のロスが少ない
(2) 投資家の手間が少ない
(3) ソーシャルレンディング事業者や借り手の手間が少ない(コスト削減)
オーナーズブックは毎月5~10件ほどのファンドを募集してます。募集額の小さなファンドは一瞬で完売してしまいますが、これだけの募集件数があればいずれかのファンドには投資することができます。
いくら魅力的なファンドを提供していようとも、募集頻度が月1回程度ではメインの投資先として不適切です。
オーナーズブックは「不動産投資」を全面に押し出していますが、実際には融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)が中心のサービスです。
不動産投資型クラウドファンディングには、CREAL、FANTAS、Renosyなどがあります。これらはオーナーズブックのライバルと言えるサービスです。
私は同じ利回りであれば不動産投資型より融資型(オーナーズブック)を優先します。なぜなら、投資型では投資した物件の価値が下がれば投資家が損を被ります。しかし、融資型であればどんな状況であれ相手には完済する責任があるためです。
ただし、不動産投資型には「物件の番地まで分かる」という特徴があるため、オーナーズブックを信用できない人は不動産投資型を選ぶメリットがあります。
以上の6つが「私がオーナーズブックに投資する主な理由」です。
一般人向け投資サービスを提供するうえでお高くとまるのは問題外ですが、過度なサービスは全体のコストを上げるだけです。
・妥当な利回り(4.0~5.0%)
・運用期間が長い(期間ロスが少ない)
・ファンド手数料が明確(2%が上限)
・金利は年4回の支払い(毎月払いではない)
・出金手数料がかかる(300円)
このようにオーナーズブックではロスの少ない平等なシステムを選択しています。
多くのサービスがユーザーに媚びすぎている中で、共に利益を追求していく合理性に気持ちの良さを感じます。
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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