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ラッキーバンク延滞事件の完全解説!貸し倒れとなるのか?

投稿日:2018年8月2日 | 執筆:カナメ先生
遅くなりましたが、ラッキーバンク延滞事件を調べてみました。目的は「危ない会社を見分ける力を高めるため」と「当サイトでラッキーバンク事件の情報交換を出来るようにするため」の2点です。

ラッキーバンク事件発生までの経緯

2012年田中翔平氏がソーシャルレンディングに興味を持ち、先行するmaneoなどの研究をはじめる。
2014年5月ラッキーバンク・インベストメント株式会社設立。代表は越後篤氏。副社長の田中翔平氏とは幼少期から家族ぐるみの付き合いがある。
2014年12月不動産特化型ソーシャルレンディング「ラッキーバンク」がサービス開始。高め目の利回りと全案件担保付きを理由に人気を集める。
2015年3月越後氏が健康上の理由で社長を退任。田中氏が社長に就任。
2016年6月LBIリアルティ(株)を設立。自社でも不動産売買事業を行うことを計画。
2017年10月累計募集金額125億円を突破。
2018年2月証券取引等監視委員会が金融庁に対し「ラッキーバンクに行政処分を行うよう」勧告。
2018年3月関東財務局より行政処分を受ける。概要は以下の通り。
(1) 貸付先のほとんどが田中氏の親族が経営する不動産会社X社である。
(2) 貸付審査の際に売上や資産の水増し計上を見逃していた。
(3) 担保不動産の鑑定評価が正式に行われていなかった。
(4) X社の返済が困難になっていることを認識していながら、X社を貸付先とするファンド募集を継続していた。
2018年3月8日。投資家を招いて説明会を開催。
2018年5月投資家に返済遅延のお知らせメールを送る。ほぼ全てのファンドが対象。

ラッキーバンクの特徴

・サイトデザインがちょっと怪しい
・高利回り(8~10%程度)
・全案件が不動産担保付き
・運用期間が長い(1年半から2年あたりの案件が多い)
・社長の田中氏がイベントで積極的に登壇
・ほとんどの案件が募集開始から数分で満了するほどの人気

X社とは?

様々な要因から「ウイングトラスト株式会社」が有力だと考えられています。代表を務めるのは田中伊世子氏です。ウイングトラスト社は利回り7.0%を謳った「不動産OWNER'S倶楽部」という怪しいサービスを提供しています。

田中翔平氏は詐欺師なのか?

私の認識では田中翔平氏は正確な意味での詐欺師ではありません。「身の丈に合わないビジネス」「コンプライアンス意識の欠如」「簡単にお金が集まりすぎてしまった」などの要因から、このような事態になってしまったのだと考えています。

ただし、「杜撰・嘘つき・隠ぺい体質」などの言葉は該当します。行政処分が行われた際も、その詳細を自社サイトで公開していませんでした。

貸し倒れの可能性は?

元本満額返済の可能性はほぼ無いため、貸し倒れとなります。今後の焦点は「どれだけの元本が返ってくるのか?」です。

貸付先からの返済は期待できません。唯一の救いは、担保不動産は存在しているようですので、それらを売却すれば一部返済となります。担保不動産の詳細を掴んでいる方がいましたら、情報提供をお願いいたします。

教訓「やはり事業者リスクの回避が最重要」

「担保が十分にある」「代表が元〇〇銀行勤務」「歴史が長い」など、どれだけサービスの信頼性を裏付ける要因を並びたてたところで事業者が「嘘」をついていれば全ては無意味になります。

オランダのUltrascanという機関の調査によると「教育水準の高い人ほどオンライン詐欺で騙されやすい」という結果が出たそうです。我々ソーシャルレンディング投資家も自分の判断力を過信しないように気をつけましょう。

関連記事:ラッキーバンク延滞事件

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カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴21年。ソーシャルレンディング歴6年。運用資産3.5億円以上。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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