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SAMURAI&J PARTNERSの2019年1月期決算を徹底解説

投稿日:2019年5月25日 | 執筆:カナメ先生
(本記事はアフィリエイトURLを含みます)
SAMURAIの親会社であるSAMURAI&J PARTNERSが3月14日に決算発表をしました。単体従業員数17名(連結40名)の極めて小さな上場企業です。

SAMURAI&J PARTNERSの決算情報

項目2018年1月期2019年1月期
売上3.82億円5.30億円
営業利益-1.82億円-2.45億円
純利益-1.24億円-5.74億円
自己資本14.10億円22.05億円

大赤字にも関わらず自己資本が8億円ほど増えています。
これは新株発行による増資が15億円ほどあるためです。

事業内容

カテゴリ細分類説明
投資銀行事業投資銀行新株式及び新株予約権の引受
投資銀行事業クラウドファンディングSAMURAIの運営(2017年11月~)
投資銀行事業ノンバンク・不動産貸金業(2018年3月~)、賃貸不動産
ITサービス事業ITサービスFast Connectorシリーズ、FC Replicator

セグメント別の業績

セグメント売上損益
投資銀行事業3.13億円-0.32億円
ITサービス事業2.16億円0.34億円
全社費用--2.48億円

各セグメントで全く利益が上がっていないうえに全社費用が2.48億円もかかっている厳しい状況です。

お金の使い道

資産合計27.04億円-
固定資産6.75億円25.0%
現金7.72億円28.6%
営業貸付金8.63億円31.9%
営業投資有価証券2.87億円10.6%

主に営業貸付金と営業投資有価証券に使っています。

監査はRSM清和監査法人

SAMURAI&J PARTNERSの監査にはRSM清和監査法人が入っています。LENDEX元代表の筧悦生さんが創業した監査法人で、2014年には行政処分を受けています。

カナメ先生の見解

上場企業とは名ばかりで、収益の柱となるビジネスが無く、増資でしのいでいるだけの企業です。自己資本比率81.5%は好ましい数値で、今後の赤字縮小が望まれます。また、Jトラストの藤澤信義氏が筆頭株主である点をプラス材料と捉えるのか難しいところです。

少なくとも現段階では「上場企業だから安心」と考えるべきではありません。

※関連ワード : 藤澤信義、Jトラスト、KeyHolder、新都ホールディングス、NLHD

評価BAlterna Bank(オルタナバンク)の公式ホームページ

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴8年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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[4884] Akky(2019-05-25 13:00:35)
20.1の予想はトントンですね。
21で黒字転換できれば良いですが・・

SAMURAI証券の方も相変わらずマイペースというか真剣さを感じないんですよね。
もっと案件増やして頑張ってもらいたいものです

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