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CRE Fundingは堅実な東証一部上場企業の保証付きファンドに投資できるサービス

投稿日:2020年2月29日 | 執筆:カナメ先生
(本記事はアフィリエイトURLを含みます)
CRE Funding

新たなファンド事業者「CRE Funding」の分析です。
結論だけ知りたい方は「見解」をお読みください。

基本情報

運営株式会社シーアールイー
(WEBサイト運営はFUEL株式会社)
設立2009年12月(サービス開始は2020年2月)
住所東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング 東棟19階
株主 京橋興産(45.8%)
ケネディクス(14.4%)
※京橋興産は山下修平氏の会社
役員 [会長] 山下 修平
[社長] 亀山 忠秀
[副社長] 近藤 正昭
利回り3.0%
口座種類デポジット口座

① 物流施設を専門とする東証一部上場企業に融資できる

CREグループは国内でも数少ない物流不動産分野に特化した企業集団です。
CRE Fundingに登録すれば東証一部のCREグループに融資することができます。

CREグループの実績
・J-REIT資産総額 約736億円
・私募ファンド運用資産総額 約611億円
・物流施設&商業施設管理棟数 1,580棟
・マスターリース稼働率 98.0%

2019年7月期の決算情報
売上高239.4億円
営業利益16.5億円
経常利益13.8億円
自己資本174.7億円
自己資本比率31.9%

自己資本が大きさは安心材料の1つとなります。2019年7月期は「物流投資の期ズレ」と「投資有価証券の減損処理」により業績が落ちていますが、今期は大幅に回復する予定です。

セグメント別の業績
セグメント売上高営業利益
不動産管理事業215.6億円17.6億円
物流投資事業16.0億円2.0億円
アセットマネジメント事業7.8億円4.0億円

ストック型事業である不動産管理事業の比率が大きいので安心です。主にJ-REIT等のファンドが所有する物件の管理を受託しています。ストック型である不動産管理とアセットマネジメントを軸に、物流投資を積み上げていく堅実なビジネスモデルです。

② 第1弾ファンド「厚木愛川倉庫」の解説(完売済み)

CRE物流ファンド1号厚木愛川の写真

ファンド名CRE物流ファンド1号厚木愛川
利回り3.0%
運用期間12ヶ月
募集金額1,000万円
貸付先合同会社厚木愛川
担保なし
保証あり(CREの保証付き)
資金使途厚木愛川倉庫の取得費用に充当
募集開始2020年2月27日(完売済み)

CRE物流ファンド1号厚木愛川のスキーム図

保証付きのファンドは「CREの業績」が全てです。
Funds、SAMURAI、LCレンディングと似ていますね。

③ CREにおけるCRE Fundingの位置付け

CRE Fundingの位置付け

J-REITよりもさらに少額で安全性の高いファンドという位置付けです。
間口を広げる意味合いが強いでしょう。

④ プラットフォームはFUEL Funding

CRE FundingはFUEL(フエル)Fundingのプラットフォームを利用しています。
投資家にとってはそれほど気にする情報ではありません。
CREはFUELに出資(資本業務提携)しています。

おまけ情報・LCホールディングスとのつながり

CREグループは2018年12月にLCホールディングスからロジコムを買い取っています。こんなところにソーシャルレンディング業界の繋がりを感じました。関係のある企業がソーシャルレンディング投資家にとって悪いイメージの無いLCホールディングスで良かったです。

カナメ先生の見解

強固なストックビジネスを持つ東証一部上場企業の保証付きファンドが購入できるという面で極めて魅力的な事業者です。物流施設という得意分野がハッキリしている点もプラス材料です。

資金需要は大きいので今後のファンド組成ペースも期待できます。

・3.0%の利回り水準は維持できるのか?
・今後も保証付きファンドが続くのか?
・リコースローンなのか?
・CREの業績は最低でも毎年チェック
・分散性は低い(集中させすぎに注意)

これらの点に注意しながら慎重に投資していきましょう。

CRE Fundingの公式サイト

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴8年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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[5266] no name(2020-02-29 15:23:42)
1号案件でトラブル発生した模様です。
https://www.fuelgr.co.jp/list/info/2020/02/release-210/
が、資金が集まらず、不成立となった案件の情報をHPから全て抹殺し、何事もなかったかのように、次の案件の募集を行おうとする業者に比べ、さすが上場企業という対応だと思いました。
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