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ソーシャルレンディングはゼロサムゲームではないので儲けやすい

投稿日:2018年12月24日 | 執筆:カナメ先生
ここがポイント!
  • ゼロサムゲームとは取引参加者全員の損益の合計がゼロになる状態。
  • ゼロサムゲームは「勝ちづらい」「生産性がない」という特徴をもつ。
  • ソーシャルレンディングはゼロサムゲームではないので儲けやすい。
投資商品の多くはゼロサムゲームなので手を出してはいけないと聞きますが、ソーシャルレンディングは違うのでしょうか?
【読者さんからの質問】

私も基本的にはゼロサムゲームの投資には手を出すべきではないと考えています。

ゼロサムゲームの意味

取引参加者全員の損益の合計がゼロになる状態です。
つまり、自分の利益は誰かの損失であり、自分の損失は誰かの利益になります。

ABCD合計
∓0∓0∓0∓0∓0
+20-10-10∓0∓0
-20+5+10+5∓0
-30-30-30+90∓0

ゼロサムゲームの例

株式、FX、仮想通貨などの短期売買がゼロサムゲームと言われています。長期的な株式投資は「企業の成長に賭ける行為」なのでゼロサムゲームではありませんが、短期取引では市場参加者同士が利益を奪い合うのでゼロサムゲームと言えます。

つまり、同じ投資商品でも期間によってゼロサムゲームであるかどうかは変わってきます。難しいですね。

ゼロサムゲームが嫌われる理由

1つ目は「勝ちづらいこと」です。手数料や税金を考慮すると、ゼロサムゲームは参加者が損をするようにできています。また、ゼロサムの世界で生き残った強者たちが利益を吸い続けているため、新規参入者はほぼ損をします。

2つ目は「生産性がないこと」です。ゼロサムゲームは参加者同士の金の奪い合いです。そこに生産性はありません。多くの人が生産性の無いギャンブルに興じることは社会全体が豊かになる機会を失っていると考えられます。

後者は勝てない人の言い訳に使われるケースもありますが、私としては大事なことだと考えています。

ソーシャルレンディングはゼロサムゲームではない

投資家お金を貸して、利回りを得ることができる。
SL事業者マッチングの機会を提供し、手数料を得ることができる。
借手利息を払い、借りたお金でビジネスを拡大することができる。

このようにソーシャルレンディングは参加する人全員にメリットがある仕組みです。もちろん投資家同士で利益を食い合うこともありません。

結論としては「儲けやすい投資先」を見つけようという話

時間、範囲、立場、目論見によってゼロサムゲームであるか無いかは変わってきます。そのためゼロサムゲームの判定に躍起になることは無意味です。

ゼロサムゲームという用語から学べること「私たちのような凡庸な人間は、奪い合いのマーケットで戦うのではなく、少しずつだけどみんなが得をできる協調のマーケットに参加しましょう」ということです。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴8年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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