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不動産担保ローン事業者アサックスとソーシャルレンディング事業者の収益構造を比較

投稿日:2018年11月26日 | 執筆者:カナメ先生
重要度 ★★★★★
ソーシャルレンディングについて理解を深めるため、不動産担保ローンをメイン事業としている東証1部企業「アサックス」について学んでいきたいと思います。

アサックスの基本情報

名称株式会社アサックス(ASAX)
設立年1969年
上場年2007年(2008年に東証1部指定)
融資実績年間1000件以上
従業員数84人(平均年間給与687万円)
特徴不動産担保ローンを主体とする独立系ノンバンク。
独自ノウハウにより貸倒率が低い。店舗は首都圏に集中している(8店舗)。

アサックスの融資条件

使用する数値(2018年3月期の決算短信より)

貸付金・資本・借入金
営業貸付金残高(概算)672.00億円
株主資本328.96億円
長期借入金374.45億円

収入
営業収益合計60.66億円
貸付金利息48.67億円
手数料収入7.40億円
解約違約金3.00億円
その他1.51億円

支出
営業費用合計18.01億円
支払利息4.23億円
広告宣伝費1.27億円
人件費6.43億円
減価償却費0.35億円
その他5.47億円

アサックスの貸付金利と手数料

平均貸付金利は約7.2%、平均手数料が約1.1%で、合計すると約8.3%です。
以下の表は貸付金利の分布です。

貸付金利割合
0.0%越 ~ 4.0%6.0%
4.0%越 ~ 5.0%11.9%
5.0%越 ~ 6.0%8.9%
6.0%越 ~ 7.0%34.2%
7.0%越 ~ 8.0%34.4%
8.0%越 ~ 9.0%4.5%
9.0%越 ~ 10.0%0.1%
10.0%越 ~ 14.0%0%

アサックスの貸付期間

1年以下が10.0%、1年~5年以下が44.6%、5年~10年以下が33.1%です。
ソーシャルレンディングよりも長めの貸付期間です。

アサックスのコスト詳細

平均調達金利は1.03%という超低金利です。主に銀行からの調達です。しかも、半分程度は自己資本を当てているため、貸付金全体に対する調達金利は0.63%程度になります。

営業貸付金残高に対する、支払利息を除く営業費用の割合は約2.1%です。

アサックスの貸倒率

2011年3月期の貸倒率は0.08%です(Wikipedia調べ)。
2015年~2017年の貸倒引当率は0.11%~0.13%で推移しています。

SBIソーシャルレンディングと比較

アサックスの収支
営業貸付金残高672.00億円-
貸付金利息48.67億円7.24%
手数料収入7.40億円1.10%
営業コスト-13.78億円2.05%

SBISL不動産バイヤーズローンファンド27号が貸付金利8.0%(利回り7.0+手数料1.0%)であることを考えると、極めて似た収益構造です。

アサックスが貸付残高の6.3%(42.65億円)の営業利益を上げているのに対して、SBISLは1.0~1.5%の手数料をとっているだけです。しかも、そこから営業コスト(人件費など)が発生します。とても儲かる気がしません。

ソーシャルレンディングは無から有(お金)を生み出せるビジネス

今までソーシャルレンディング事業には

(1) 儲かる = 融資残高100億円あれば手数料2%で年間2億円の収益
(2) リスクが低い = 貸倒の損失は投資家が受ける
などのメリットがあると考えていましたが、アサックスを調べていくうちに自己資金や自社借入で行った方がはるかに儲かることに気づきました。

しかも、貸倒率は0.1%程度です。

しかし、この考え方に大きな間違いがありました。
自分の資産を貸してお金を稼ぐビジネスには成長制限が生まれてしまうのです。
ビジネスというより資産運用に近いものです。

ソーシャルレンディング事業者は自分の資産を使いません。
だからこそ無限の可能性があるのです。

もちろん投資家に「利益」が無ければソーシャルレンディング投資は成立しません。
投資家とソーシャルレンディング事業者は「お金を稼ぐ」という目的を共有したパートナーなのです。

このように考えるとパートナー(ソーシャルレンディング事業者)はより慎重に選ばないといけませんね。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴17年。ソーシャルレンディングへの投資額はトップクラスの個人投資家。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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