Fundsとフィルまちづくりファンディングの業務提携は2019年3月20日に発表されました。
企業名 | 説明 |
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フィルまちづくりファンディング社 | Trophy社の100%子会社 |
Trophy社 | フィル・カンパニー社とセントロ社の合弁会社 |
フィル・カンパニー社 | 東証マザーズ上場企業 |
セントロ社 | 東証一部上場いちご株式会社の連結子会社 |
フィルまちづくりファンディング社の組成するファンドは全て親会社であるフィル・カンパニー社とセントロ社の連帯保証付きとなっています。
つまり、ファンドごとの内容を気にする必要はなく、フィル・カンパニー社&セントロ社の社債を買うのと同様です。
上場 | 東証マザーズ(3267) |
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監査法人 | トーマツ(四大監査法人) |
フィル・カンパニー社はコインパーキング等駐車場の空中部分を活用する「空中店舗事業」を行っている企業です。非常に好業績が続いており、自己資本もグングン積み増されています。
監査法人がトーマツな点も信頼性アップの要因となります。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 | 自己資本 |
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2016年11月期 | 16.6億円 | 2.0億円 | 1.7億円 | 6.4億円 |
2017年11月期 | 29.5億円 | 2.9億円 | 1.8億円 | 15.5億円 |
2018年11月期 | 47.4億円 | 6.3億円 | 4.1億円 | 19.9億円 |
自己資本比率48.4%は極めて強い財務状態を表しています。
比較対象としてSL関連上場企業の自己資本比率を並べておきます。
[41.2%] 明豊エンタープライズ
[27.4%] デュアルタップ
[17.8%] ロードスターキャピタル
[16.7%] LCホールディングス
2005年 | 東京都世田谷区で設立 |
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2006年 | 第1号「フィル・パーク八重洲」竣工 |
2007年 | 宅地建物取引業者免許取得 |
2008年 | 一般建設業免許取得 |
2009年 | 一級建築士事務所登録 |
2014年 | ビジネス・イノベーション・アワード2014優秀賞受賞 |
2016年 | マザーズ市場に株式を上場 |
2017年 | 日本郵政キャピタル株式会社及びいちご株式会社との資本業務提携 |
2018年 | SBIマネープラザ株式会社とのファンド案件に関する物件「フィル・パーク上北沢」販売完了 |
2019年 | Funds(クラウドポート)との業務提携を発表 |
1974年 | 1974年4月6日生まれ・石川県出身 |
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1998年 | ジャック入社(現株式会社カーチスホールディングス) 入社時点で5年以内に独立するという目標を持っていた |
2000年 | 株式会社ヤングリーブス設立 |
2003年 | 株式会社リラク 取締役就任 |
2009年 | 株式会社フィル・カンパニー 取締役就任 |
2015年 | 株式会社フィル・カンパニー 取締役副社長就任 |
2015年 | 株式会社フィル・カンパニー 代表取締役社長就任 |
フィル・カンパニーの創業者は高橋伸彰氏です。
高橋氏は現時点でも30.4%の株式を所有しています。能美裕一氏は2.4%です。
・フィル・カンパニーの公式サイト
・セントロの公式サイト
・いちご株式会社の公式サイト
3月27日(水)に募集開始する初回案件は、
「利回り3.0%、運用期間12ヶ月、募集額1億円」という内容です。
ソーシャルレンディングと言うよりは、業績好調な上場企業の社債です。
既存のファンドに比べて安全性は非常に高いと言えますが、デュアルタップや明豊エンタープライズのように「宣伝効果によるプレミアム」が含まれないため利回りは低め(3.0%)になっています。それでも、国債や大企業の社債(1.0~2.0%)に比べると妙味はあります。
また、ファンドごとに安全性を調べなくてよい点もメリットです。
個人的には魅力を感じませんが、親や知人に勧めるファンドとしては低リスクの手ごろなファンドだと思います。
評価 | A | Funds(ファンズ)の公式ホームページ |
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