カメルーンファンドのトラブルが注目を集めているクラウドクレジットによる情報発信を整理して私なりの見解を述べてみます。
運営 | CEOコメント・当社のファンド運営体制につきまして | 3月13日 |
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運営 | CIOコメント・当社のファンド運営体制強化の状況につきまして | 4月1日 |
運営 | 運用部コメント・アフリカ諸国の通貨制度と統合通貨「ECO」 | 3月25日 |
運営 | 運用部コメント・新型コロナ拡大が与える新興国経済への影響 | 3月12日 |
運営 | 急激な市場変動に伴う当社ファンドへの影響につきまして | 3月18日 |
貸付先 | 貸付先メッセージ・「マイクロローン事業者ファンド」シリーズ | 4月2日 |
貸付先 | 貸付先メッセージ・「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズ | 3月30日 |
レポート | クラウドクレジット・マンスリーレポート2020年3月号 | 3月31日 |
そのため当社では与信枠管理の厳格化を実施し、融資先企業の財務状況に加えて、当該企業および当該企業が属する当社社内格付企業群の当社の融資ポートフォリオ全体に占める割合等も加味しての運用を行ってまいります。
・カメルーンファンドはクラウドクレジットの失敗であった。
・ビジネスに失敗はつきものである。
・失敗するほどサービスは良くなっていく。
・大切なのは少数の失敗により運営困難にならないこと。
・大切なのは失敗を改善に活かせること。
・情報発信だけで本当の信頼を得ることはできない。
・それでも情報発信は投資家にとってありがたいもの。
・本当の信頼は実績からのみ生み出されるもの。
・SBISLもトウキョウ運河案件で約1.8億円のデフォルトを起こしている。
ソーシャルレンディングは「融資」という特徴を持つ珍しいサービスですが、本質はソーシャルレンディング事業者の目利き力に対する「投資」だと思います。長期的に見て事業者に「投資するか」「投資しないか」を判断するのは投資家自身です。
私はトータルでプラスを出してくれるのであれば、個別の失敗に関して文句を言うことはありません。もちろん、その失敗がトータルのマイナスを予期させるものであれば投資資金を引きあげます。
過去にソーシャルレンディング業界で致命的な損失を出した事業者は「詐欺」か「実力不足(身の丈に合わない)」のどちらかです。クラウドクレジットがどちらかに該当すると思う人は投資しないようにしてください。
私は今のところクラウドクレジットはどちらにも該当しないと判断しています。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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