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ブリッジローンとは?ブリッジローンの仕組みや需要を解説

投稿日:2020年3月30日 | 執筆:カナメ先生
ブリッジ(橋)

・SBISLバイオマスブリッジローンファンド
・SBISLメガソーラーブリッジローンファンド

「んっ?ブリッジって何だろう」と思いませんか?

今回はブリッジローンについて解説します。

ブリッジローンとは

資金調達の目途は立っているが、実際の調達までに時間を要する場合の「つなぎ資金」として使われる融資です。日本語では「つなぎ融資」と呼ばれます。

住宅ローンの場合には、着工金や中間金に利用されます。

住宅ローンやプロパーローンに比べると金利が高くなります。
一般的には2.0~4.0%と言われますが、それを超えるケースも多々あります。

なぜ銀行はブリッジローンに力を入れないの?

銀行は長期ローンを好みます。

融資額 期間 返済方式 金利 総返済額 利益
3,000万円 35年 元利均等 1% 3,557万円 557万円
3,000万円 1年 元金一括 4% 3,120万円 120万円

上の表から分かるように、同じ手間をかけるのであれば長期ローンのほうがはるかに利益が大きく、利用者に喜ばれ、関係性が継続するためです。

そのため、銀行がブリッジローンに力を入れる理由は無く、ソーシャルレンディングなどのノンバンクにサービスを提供する余地が生まれています。

ブリッジローンて実際に需要はあるの?

あります。

私は法人代表として銀行から融資を受けることがあるのですが、手続きが非常に面倒ですし、時間もかかるので、短期の資金需要には本当に適していません。

ビジネスにはスピードが求められるため、ブリッジローンで資金を用意して、完成後に銀行融資を受けるのは理にかなった資金調達戦略だと思います。

J-REITでよく登場するブリッジファンド

ブリッジファンドとは将来的にJ-REIT等に転売することが前提となっている不動産ファンドです。ブリッジローンが「資金をつなぐ」のに対して、ブリッジファンドは「不動産をつなぐ」仕組みです。

J-REITは内部留保できないルールがあるため、ブリッジファンドを活用して適切なタイミングで不動産を調達しています。

カナメ先生の見解

ソーシャルレンディングの多くのファンドは「つなぎ資金」が目的なので、名前にブリッジが入っていないファンドであっても本質は「つなぎ融資」であることが多々あります。

ソーシャルレンディング投資家として「自分の利益がどのような需要の上に発生しているのか」を理解しておくことは非常に大切なことです。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴8年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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