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まずは「みんなのクレジット事件」を学ぼう

重要度 ★★★★★
ここがポイント!
  • みんなのクレジット事件は約31億円が奪い取られる最悪の事件。
  • 気をつけていれば予兆となる情報はいくつかあった。
  • 被害を受けてから提訴したとしても償還される可能性はゼロに近い。
「みんなのクレジット事件」は、ソーシャルレンディング業界における最大最悪の事件です。約31億円の資金が償還されることなく奪い取られてしまいました。

概要と履歴

2016年4月みんなのクレジットがサービスを開始。代表は白石伸生氏。
2016年10月キャッシュバックキャンペーンや高金利をウリに成立ローンが15憶円を突破。
2017年3月関東財務局より行政処分を受ける。内容は「貸付が親会社グループに集中している」「投資家への返済を他ファンドの資金から充当している」「担保内容が不明瞭」など。(詳細
2017年4月代表が「白石伸生」から「阿藤豊」に交代。
2017年8月東京都産業労働局より行政処分を受ける。
2017年9月投資家が損害賠償請求起訴を提起。
2017年12月貸付先のテイクオーバーホールディングス(代表・白石伸生)に起訴を提起。
2018年2月債権回収会社に債権を1億円で譲渡。実質的な未償還決着。
2018年3月テイクオーバーホールディングスが「調整お見舞金」を支払うと発表するが、極めて不審な内容。
2018年3月みんなのクレジットが「スカイキャピタル」に社名変更。

分かりやすく説明すると「みんクレ(白石伸生代表)」は「年利14.5%やキャッシュバック」などをアピールし、サービス開始から1年足らずで40億円を越える資金を集めました。そのうちの10億円ほどは投資家への返済に使い、残りの30億円は白石氏が経営する親会社グループに融資しています。

2017年4月に様々な問題が発覚し、関東財務局から行政処分を受けます。直後に白石氏の部下である「阿藤豊」氏に代表を変更します。同年9月には投資家が「みんクレ」に対して起訴を起こします。

同年12月に「みんクレ」が「テイク社」に提訴します。ただし、これは時間稼ぎの茶番にすぎません。白石氏が白石氏本人に提訴しているようなものです。

「裁判を提起したという事実」を作ったうえで、2018年2月に債権回収会社への債権譲渡を発表します。これは事実上の未償還宣言です。

さらに2018年3月にテイク社が「調整お見舞金」を発表します。しかし、受け取るためには「同社に提訴しない」などの条件に同意する必要があるうえ、金額や支払い方法の詳細は明示されていませんでした。

どうすれば避けられたのか?

今回の事件では
「貸付が親グループに集中していた」
「担保内容が不明瞭だった」
「融資が白石氏個人の借金返済に使われていた」
「投資家への返済に他ファンドで集めた資金が使われていた」
など、信じられないほど悪質な実態が明るみに出ましたが、巧妙に隠されている段階では、よほど慎重な投資家でないかぎり気付くのは難しいと思います。

また、下の画像のように信頼性の高いメディアで取り上げられてしまうと、ついつい油断してしまいます。(決して日経ビジネスが悪いわけではありません)

白石伸生・日経ビジネス

基本的に「投資話というものは常に詐欺の可能性がある」ぐらいに考えておくべきでしょう。そのうえで「出資者を確認する」「代表の経歴を丁寧に調べる」「1社に資産を集中しない」「他社よりも抜群に条件がよい話は避ける」などの対策を取れば被害を受ける可能性は大幅に減らせます。

白石伸生氏が関わる社名変更の記録

時間をかけて「みんなのクレジット事件」について調べていくと、社名変更が多いことに気付きます。頻繁に社名を変更することで、人々や行政を撹乱するのが目的なのでしょう。

スカイキャピタル元みんなのクレジット。
2018年4月に社名と住所を変更。
テイクオーバーホールディングス元ブルーウォールジャパン。
2017年11月に社名変更。
八丁掘投資元スピードパートナーズ。2014年5月に倒産。
白石伸生氏が以前に経営していた会社。

また、2014年7月の時点でこちらのブログに「白石伸生氏は計画倒産の常習犯」という記事が載っていました。

投資家による集団訴訟(裁判)や被害者の会について

今のところ「集団起訴ポータルサイト enjin」に62人(2018年6月4日時点)の人が参加しています。「被害者の会」に関しては「なゆきち」さんというブロガーが熱心に活動しておりましたが、「脅迫メール騒ぎ」があり混迷を極めています。

当サイトに出来ること

(1) 投資家の労力を肩代わりする。
個人投資家が1つ1つの会社や経営者の背景を丁寧に調べていくことは労力的に厳しいものだと思います。その部分を当サイトが行うことで個人投資家のサポートを行っていきます。

(2) 事件の記録を残しておく。
第三者の立場から事件をできるだけ客観的なデータとして残しておきたいと思います。残しておくことで「詐欺を行いづらい社会」「個人投資家のリテラシー向上」などに貢献できれば幸いです。

リスク
まずは「みんなのクレジット事件」を学ぼう 3種類のリスク 貸し倒れの実例 延滞(返済遅延)の実例 様々な業界の貸倒率を知っておく 損失補填はしているのか? 投資家が借り手と契約しているわけではないという事実 分別管理は安心材料にならない 金融業の資格があっても安心とは限らない 担保の意味を考える 債権回収業者への譲渡は実質的な終わり 他の投資のほうが経験値が大きい